ヨット 田辺湾
オイラのハーバーにはクルージングの途中に立ち寄るヨットが時々いてる。
グループで来たり シングルだったり 夫婦だったり
ほとんどの方の舫いロープを拝見すると着岸時はロープがバウとスターンからの2本である。 前後のロープの端を船体中央辺りに置いて、取りやすい態勢にしている。
あったりまえの話かな。
段取りの良い人は 片舷にシッカリとボーゲン材をセットされている(左舷にセットしている場合が多い)
あったりまえの話かな。
でも、時々入港するなり桟橋めがけて着岸態勢 猪突猛進型 特に風の強い時にこのような光景を目にする。
早く岸に舫って安心したいもんね。
時には ボーゲン材のセット無し、舫いロープのセット無しで着岸しようとする強者もいたりする。(これは論外)
で
思うのだが
何故 皆さん慌てて着岸しようとするのか
オイラは初めての港に入る時は必ず着岸場所や周辺の様子を見極めてから着岸するようにしている
そうしないと 何かの見落としや 場合によっては ロープが中途半端に浮いていたり
もっと 良い場所があったり
オイラの船歴はおおよそ15年しかない 最近では仲間でクルージングに出かけるが、ヨットを始めた頃は一人でクルージングに出かける事が多かった。
船の事を全く理解しないまま始めたものだから ヒッチャカ メッチャカ
だから失敗もよくやった。
でも その失敗は無駄にしていない 失敗を踏まえて毎回工夫し、次にいかしている(・・・つもり)
オイラの場合 初めての港で陸から強い風を想定してシングルで舫う場合を前提に準備している。
・・・つもりだ
・舫いロープは20m程度を1本用意し、その両端を前後のクリートにセット。
こうする事で手に2本のロープを持って降りなくてすむので、ロープ1本に集中できる。 また20mある事からほとんどの港ではとりあえずの着岸には足りる。(舫いロープはあと1セットある)
・ボーゲン材は着岸しやすい左舷に ”とりあえず” セット
・入港したら港の中をよく視察し絶対に岸壁めがけてすぐには突進しない!
軽く港内を一周する。又は船足を一旦止め様子を見る くらいの余裕をもっている
この時、風向きと着岸できそうな場所の関係で左舷付けが無理な場合は一度港外に出て右舷にセットしなおす。
(港内が広い場合や外が風波で落ち着かない場合などは港内でセットしなおす事もある)
・翌朝の風向きも考慮しながら着岸場所と風の関係が良ければ 風とバウを喧嘩させるように着ける
・岸壁に初めのロープを掛けたら素早く行動する。
特にバウが風で持っていかれるからバウ方向を重視し行動する。
(この時1本舫いだからボラート等に簡単にロープをかけられる )
入港と同時に着岸しようとする船を時々見かけるが、初めての港では絶対にやめた方が良いと思う。
特にギャラリーが多い時や 風の強い時にこの傾向みられるので、そんな時ほど着岸準備の再確認をして慌てず確実に!
港内にブローが入っている時などはそれをやり過ごしてから着岸するとメッチャかっこいいかも~~~
船用の浮桟橋でも決して安全とは限りませんし、素早く着岸するのが玄人ではございませんので 今一度余裕をもった着岸をされる事をお勧めします
と
思う今日頃頃です。